.徒然2006年1月記



1月16日
綿の木で染めてみる。茶色の染液で絹糸に明るい茶色が染まった。
今日も自転車で買い物の途中、思ったことがある。先日子供の安全を・・ということで公園の樹木の枝を下ろす、見通しをよくするため、との新聞記事をみていた。本日それに関して思ったことは、家々の塀を取り去ったらよいのではないか・・ということ。見通しもよくなるし、子供らの声も聞えるようになるだろう、それに、風通しもよくなる、人の気配ももちろんわかる、ということは、顔を会わせて、挨拶も増えるだろう。

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1月14日
今日は雨降り。雪国の被害のニュースが続く。「雪の下の蟹」の中の印屋の主人も大雪の後の、水の被害、火の被害を心配していた。今日の雨は浦和は寒くない。歯医者の帰り、大雨の中、自転車を漕いだ。雨でも傘を差すのはあまり好きではない。傘を差すと自転車に乗れない、ということもあるが。歩きでも少々の雨なら傘を差さない。雨の予報でも出かけるときに雨が降っていなければ傘は持っていかない。

紅梅染めは第一段階を終了。つぎは経糸を絣にして染重ねる予定。緯糸は一応染めた。後は経糸の準備が出来、機に掛け、織り始める段階で色合わせをして、染め重ねてゆく、予定。その分の紅梅の幹は十分残してある。これから着尺を織る準備をする。部屋を、機を、糸巻きを。

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1月13日
古井由吉を読んでいる。1週間ほど前の朝日新聞の天声人語。
<<<「三八(さんぱち)豪雪」と呼ばれる歴史的な雪害がある。昭和38年、1963 年の1月、北陸など日本海側で記録的な大雪が降り続き、交通がマヒした。 当時、金沢大学の教官だった作家、古井由吉さんは 、雪下ろしでの「際限もない反復」作業を小説「雪の下の蟹」に書いている。「全身が快く汗ばんでいる。久しぶりのことだった。血行が健やかになってゆき、神経がやさしい獣のようにまどろんでいた」(筑摩現代文学大系) 雪下ろしが「私」に開放感をもたらすという印象的な場面だが・・・>>>

という記事を読み、・・・やさしい獣のようにまどろんでいた・・というところで、これだ!という思いで、目が釘付けになった。そうだ!この感覚なのだ、と。なんとも表現の出来ない感覚を味わったのは1ヶ月ほど前、プールで1キロを泳いだあと、だった。体の芯がふつふつ言っている様な、温かい様な、再び何かに目覚めたような、何と表現したらよいのかわからないが、はっきりと自覚できる感覚だった。そして、その感覚を言葉にしたら・・とここしばらくいつも思っていた、泳いだ後に。

・・・やさしい獣のようにまどろんで・・・しばらくこの言葉に浸っていつもの風景を見ると視点が低くなっているように思う。そして、不用意にきょろきょろしない、慌てない。やはりしっかりとした獣であるらしい。そして、やさしくありたいと。何故か、書いていてハグリットを思い出した。

古井由吉氏の文章は難しいが、しばらくは続けて読む事になりそう。印屋(はんこや)の主人が<<<「白山の鳥が、今年は樹の高いところに巣をつくっているそうです。人間さまは巣を動かすわけにはいかんから、どうにもならん」・・「雪の下の蟹」 >>> とあるが、今年(2006年)は今までで一番高いところに巣を作ってしまったのだ。

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1月11日
くちなしの実を頂いた。今年は浦和のくちなしの実。鳥が食す前に。

昨日は寒さバテ!今日はいくらか暖かい。鳥の声も元気よく聞え、紅梅染めが続く。染め重ねてだんだん濃い色になってくる。樹皮、幹、6、7回は煮出しているが茶みの赤い染液が取れる。いつまで赤みがあるか調べてみたい、素晴らしい染材。こうなると家の庭に紅梅を1本植えておきたくなる。


1月9日
染場に蓑虫がいた。たぶん、紅梅の枝に付いていたのだろうと思う。外にも出られるのに窓枠の下にいる。それだけ外が寒いのか、そんなこともないだろうが、何となく嬉しい風景。

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1月7日

撚糸屋さんから 生繭42中5本合せ 灰汁練り 24スガ 着尺3反分の経糸が届く 。紅梅について調べながら染色。

1月6日
年末に頂いた紅梅で染める。香りがとてもいい。そしてこの香りで思い出した。初めての草木染は梅の木だった。紅梅ではなく白い花だったが、香りは同じ。20数年前のこと。

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1月4日
初詣では浦和の調神社で家内安全を願う。
やはりこの冬は寒い。生まれて数十年、一番寒い冬らしい。
本を買いたくて本屋に寄った。しばらく前に何かで頂戴した図書券を使いたかった。500円分6枚。本屋で背表紙を見ながら歩いたが、これは?という本に出合えなかった。残念。しばらくぶりの本屋だったので陳列の場所が変ってしまっていたのも疲れた原因。雑誌もこれは?というものはなかった。単に私の問題か、それとも本屋の問題か?
1月いっぱい、浦和の楽風の1階でブックカバーを展示。モデルはミッケ。昔の布と草木染の布は、お茶屋さんの昔の板壁に同化した。ミッケをみつけてもらえないかも。

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