.徒然2005年4月記


4月30日


“潮干狩り”何十年ぶりだろうか、小学生の時の遠足以来。東京湾の入り口で間違いのない日本産。錆朱の色がちらほらと見えるがこれには訳がある。鉄骨の枠組みの間で掘ったからで食するにはちょっと勇気がいる。が、採ったからには食べるがとても元気の良いアサリで・・・

本日で4月も終わる。1年の3分の1が過ぎたことになる。時間を大事にしなければと思う今日。年老いた母とこれから確実に年を取る自分のためにコンロを“IH”に換えた。日本語の、ぐつぐつ、ことこと、ふつふつ、などのいい言葉が無くなっていく様な気がする。料理の世界が代わっていく。しかし、その昔は“炭”や“まき”を使っていたわけで“ガス”に代わったときも言葉の雰囲気は違ってきているのかもしれない。染物には“ガス”を使うが違いをよくみて見たい。

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4月28日


上手く切り替えが出来ないが時は進んでいる。着物は織りあがり、湯のしを済ませて、仮仕立てまで終了。つぎの糸も用意できた。仕合わせである。日々のニュース、友人・知人たち、様々な状況が突然覆いかぶさってくる。自分のこの仕合わせがいつまでも続くようにと願う前に、自分に出来ることは・・

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4月20日


無事に最終日を終了いたしました。足を運んで下さった方々、支えて下さった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。いろいろな事がたくさんありました。整理整頓してつぎの仕事に掛かります。漠然とですがつぎは男物の紬を織りそうな気がしています。まずは今の森、海の着物を仕上げます。

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この名前をつけた人えらい。釣り糸は30cm位伸びる。今年は浦島さんがこの庭に6人ほど。大きい浦島氏、今年初めて現れた浦島氏、皆それぞれに釣り糸を 垂れている。この写真は庭の主、一番大きい浦島氏がスミレの花に釣り糸を。愉快。ここは数年前にカタクリの花を2年ほど咲かせたがいつの間にか葉も出なくなってしまった。こちらは残念。

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4月19日


無事に最終日を迎える。緊張の一週間が終わる。今日1日大事に過ごしたいと思う。たくさんの人に見て頂くことが出来てよかった。また、着物たちは静かに箪笥に戻ることになるが。そとの景色もこの一週間でかなり変っている。桜は葉桜になり、はなみずきが咲き出している。ゆすらうめも実がわかってきた。浦島草も釣竿を伸ばしている。皆、留まることなく変化している中で楽風のギャラリーの中は時間が止まっていた。今日夕方に搬出。そして荷物を家に運び込み、開けた途端に浦島太郎・そんな気がする今朝。

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4月15日


風に吹かれて桜の花びらが畳の部屋に舞い降りてくる土壁のギャラリー。慌しく準備していた時と違って考える時間がたっぷりとある空間。

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4月12日


今日は昨日よりも寒く、冷たい雨が降り続いている。
もっと早く作っておけば・・と思いながらやっと5枚作ったポスター。搬入の前日に慌てて作る人も無いだろうに。 明日への準備に猫の手も借りたいところだが、この寒さではね。

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4月10日


あっという間にいろんな花が一気に咲き始めた。みごとにあっという間に。チェンマイ人になりそうとタイにはまっていた友人が、帰ってきた。彼の家にも桜の木があった。きっと満開で主人を出迎えたと思う。梨木香歩「家守綺譚」の高堂さんの家の様子に似ている住まい。桜がそろそろ帰っておいで・・と主人を呼んだのかも知れない。彼は暑いタイから逃げてきた、と言う。たしか、旅に出るとき寒い日本を逃げていったはず。つぎは・・どうするのかな?・・しがらみが無くなったら一緒に旅をしたいと思う。きっと楽しい。

個展の準備はやっと着々と進み始めた。不思議。ずっと前から決まっていたように運んでいる。自分の着物が仕立てあがってきた。仕立て屋さんの技に感激と感謝。
お蚕の世話をする人、繭から糸をとる人、その糸を染めて織る私、その布を湯どうしして反物にする人、仕立てて着物にする人、皆淡々と当たり前のように。自分だけの仕事でないことを頭に、胸に、腹に置いて、さて準備に。

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4月3日


ゆすらうめが満開になる。おかしいと思っていたがやはり・・咲いた花を鳥が食べていた。蜜が豊富で鳥が啄むなら良しと思うが、実が少なくなる心配。天気予報ではこれから荒れ模様。散ってしまう。花の命は短すぎる。

さて!さて!と掛け声ばかりで個展の準備は遅々として進まない。着物を中心の展示は9年ぶり。着物を織り始めて17年め。一番はじめの着物を今でも着ている。現の証拠とロッグウッドで染めた糸で織ったとても地味な着物。数年前に電車に乗ったときに若者に席を譲られてしまった・・しまった。戸惑ったがその若者のためにありがたく座らせてもらった記憶がある。今年1月に2度め。今回は同年代の女性。着物が地味なのか、私が、なのか。良く似合うわね、と言ってもらえるのだが。やはり元気の出る着物を織らなくてはと思う。だが、今は地味な何の主張もない着物が安心して着ていられる状況と思う。いつかはっきりと主張の出来る着物を着たいと願いながら。

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