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2000年4月 ![]()
別名・矢車附子 海岸近くの山地に多く生息している
樹皮、幹材、葉も利用できる。 乾燥して保存しておくといつでも使える。 今回は500g使用する。
![]() 縦糸4かせ(約200g)を染める。 コーヒーのようなかなり濃い茶色の染液 が取れた。
![]() 中干し
![]() 少量の媒染剤を使う 銅媒染、鉄媒染、無媒染 ![]() 何度煮出しても色が出るので三番、四番液で緯糸を染める。無媒染
アルミ媒染、錫媒染で茶味の黄色。クロムまたは銅媒染で黄茶色。鉄媒染で紫黒色から黒茶色が染まる ハンノキ、ヤマハンノキ、ミヤマハンノキ、ヤハズハンノキ、ヤシャブシ、ソメヤシャブシなどは、いずれもカバノキ科の落葉樹で、これらの実、松笠状の小さな球果を総称して矢車という。 古名は榛(はり)といい、榛の木から転じてハンノキとなった。 それらの実には40〜47%のタンニン分を含み、黒褐色を染め出すことが出来、昔はお歯黒にも用いられていた。 また、染色業者は、藍で染めた上にこれを染め重ねて鉄塩で発色し、黒味の紺色を染めだした。 樹皮は赤みの褐色をそめる。樹皮は梅の木とともに梅屋渋の製造にも使われた。 万葉集に『住吉(すみよし)の遠里小野の真榛(まはり)もち摺れる衣の盛り過ぎ行く』(巻7・1156)とあり、当時、ハンノキの実か樹皮で摺り染めをしていたものと思われる。 現在、ハンノキと呼ばれている喬木は、雌雄同株で、早春、葉の出る前に暗紫褐色の花をつけ、秋に小さな球果を結ぶ。 ヤシャブシは荒地に強いので、山の土砂崩れを防ぐために植えられている。山の上に植えるハリという意味で、ミネバリとも言う。タンニンを含んでいるところが、五倍子、すなわち附子と同様なので、ヤシャブシの名がついた。実の表面が粗いためか、あるいは黒色を染めるところから、「夜叉附子」とも書く。《吉岡幸雄著・自然を染める・参考>
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