.....紅梅( こうばい ).....

2006年1月

(採取場所、宇都宮の某氏邸宅)



ばら科/サクラ属/中国中部原産の落葉小高木
奈良時代に日本に伝えられ、呉音(ごおん)「メイ」が転訛して「ムメイ」となり「ムメ」そして「ウメ」となったらしい。
<「色の名前で読み解く日本史」参考>


芯がかなり赤みを帯びている。赤色が染まるはず。なべに入る長さに折る。太くて折れないものはのこぎりで。この作業が大変。

まず、ここで沸騰するまで枝を煮る。それから皮をカッターで削ぎ落とすと、簡単に樹皮と芯に分けられる。土とか他のよごれも取れるので後の作業が気持ちよく出来る。


寒い日だったので湯気がものすごい。水滴が見えそうなほど。


この段階で取れた染液も使える。煮出してすぐ、ではなく絹篩いで漉した後しばらく置いて上澄みを使うとよい。


樹皮が柔らかくなり剥がしやすい。この作業は面白い。ごつごつの樹皮の内側は実に柔らかい。そしてなんとも艶かしい。

ここから樹皮と芯に分けて染める。


樹皮を再び煮出して染色をする。4、5回までは濃い染液が取れる。もちろん季節、木の状態、枝を下ろしてからの時間、などによって違ってくると思う。


着尺の経糸を染める。中干し、もう少し染重ねて濃い色に。


染め重ねて9色にした。これを並べてから再び染色をする。

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